いつから岩場や鎖場が好きになったんだろ?
遠い記憶…子供の頃、どこかの山の鎖場で岩と戯れていた。
こんな楽しい遊びがあるのかと大興奮して山登りを楽しんだ。
どこの山か、誰と行ったか、家族旅行か、遠足かも覚えていない。
もしかして………谷川岳だったのでは…?
あれー?
こんな漫画なかったっけ?
そう!
「ヤマノススメ」
幼い頃に交わした約束がきっかけで山登りを始める、あおいちゃんの物語ですね。
ちょっと違うけど、同じ谷川岳に行ってきました。
さあ、果たして、ぴぃおじさんの遠い記憶の鎖場は、谷川岳だったのか⁉️
お山紹介
2,000mに満たない山でありながら、越後平野からの北風を直接受ける位置にあるため、アルプスっぽい雰囲気のイワイワした、迫力ある山です。
豪雪地帯でもあり、冬は雪山を楽しむ山としてもかなり人気だそう。
トマの耳(1,963m)、オキの耳(1,977m)からなる双耳峰で、山頂の名前に「耳」って、いいですよね。
天神平から見て、手前(テマエ)がトマ、奥(オク)がオキって覚えやすいし、たしかこれが由来でもあると、何かで聞いたことがある気がします。
いろいろなルートがあり、初級者から上級者、ロッククライミングの方までが楽しめるお山です。
①初級者向け
(ぴぃおじさんの個人的難易度★★☆☆☆)
谷川岳ロープウェイで天神平(標高1,319m)まで一気に573mも標高を上げることができ、天神尾根から谷川岳を目指します。コースタイムは2時間半ほど。
まあまあの岩場もあり楽しめますので、初級者向けかと。
②上級者向け
(ぴぃおじさんの個人的難易度★★★★☆)
西黒尾根は日本三大急登の一つ、今回は西黒尾根から挑戦します!
山登り始めて1か月半で来ちゃいました!
③クライミング
(ぴぃおじさんの個人的難易度★★★★★★★★…)
ぴぃおじさんはハーネスやザイルを使うようなクライミングはできませんので、難易度を言う資格はございませーん。
一の倉沢は剱岳、穂高岳とともに日本三大岩場だそう。
残念ながら、山の死者数でギネスブックに載っている山でもあるんです。統計開始の1931年から2012年までに805名の方が亡くなっており、世界各国の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名ですから、「人喰い山」「死の山」と言われるのもうなずけます。
山行記録【2018年10月28日】
【6:00】早く着くとここに無料で止められるようです。
【6:50】ロープウェイ乗り場の少し奥、ここから登り始めます!
【8:13】樹林帯の急登から急にひらけました。今日のゴールはあそこ、天神平です。
【8:23】1本目の鎖、うひーこれ登るのー?😆
【8:26】山、紅っ! 空、青っ!(無加工です)
【8:32】2本目の鎖
うひゃー楽しすぎるー!🤩
鎖に触れずに攻略できると、なぜか勝った気になる。
でも、鎖に頼らないとヤバいところは確かにあって、鎖に触りたくない…けど、落ちちるわけにはいかないので…
うぅっ!
あー掴んじゃった〜😆
なぜか負けた感じがする。
【8:35】3本目の鎖、左側は絶壁!
【8:40】ラクダの背中
【8:51】黄色いペンキをたどって…
【8:55】4本目の長ーい鎖、20mくらいあるんじゃねーの?😍
【9:21】
それにしてもすごいゴツゴツした岩場。
これは登るというより、「よじ登る」がふさわしいですな。
4本の手足を駆使して、黄色のペンキを頼りに、もはや「登山道」ではなく、「登山岩」を「よじ登る~」。
【9:23】谷側に大きく落ちてる大きな岩、すべったら…ハイ、オチマイ!
【9:39】まだまだあります、鎖。
うひー、たんのしいー!😂
すごい急登ですが、疲れを忘れる楽しさです。
なかなか山頂に辿り着かないっ!
大腿筋とか大円筋とかが悲鳴を上げますが、
もう少しこれが続いてもいいかな?
と思えるほどの楽しさ。
やっぱ、変態ですかね?
【9:56】やっと、稜線にたどり着きました
【10:01】トマの耳
ついに登頂!
トマの耳とオキの耳は30分ほどで往復できます。
【10:06】稜線からからオキの耳を望む
【10:08】オキの耳に到着!
【10:18】今度はオキの耳からトマの耳を望む
【10:31】稜線からトマの耳
【10:45】肩の小屋の中にて、いわゆる聖地ですな。
そろそろ天神平に向かいます。
【11:24】天神ザンゲ
【11:40】天狗のたまり場。天狗が来そうな岩です。
【11:41】なんだろ、あれ? 群馬の山奥の谷底に謎の秘密基地がありました。
【12:30】天神平に到着
天神平までは多少岩や鎖はあるものの、西黒尾根に比べると比較的整備された歩きやすい登山道でした。
なんか賑わってますな~。
普通の軽〜い運動靴の人もいます。
ロープウェイで上がってこられた方々です。
天神平は冬は有名なスキー場ですが、夏場は草原が広がって子供連れの家族が遊べる草原が広がっています。
突然現れた、文明!
ぴぃおじさんも、ここからは文明の利器、ロープウェイで降りることにします。
【13:02】ロープウェイからの紅葉。今まで岩と鎖ばかり楽しんでいたけど、紅葉が最高の季節でした…😅
あらためて… すごい光景です!(無加工ですからっ)
そして…
あっ、
という間に下山。
6時間かけて登ったのに、15分で降りちゃった。
しかも1,230円もお金払って。(2018年10月現在)
なんか少し損した気分。
やっぱり、ぴぃおじさん、少し変態です。
そして次の次の日…… 48歳のぴぃおじさん、両腕が筋肉痛です。
やっぱり、ぴぃおじさん、少し年配です。
つまり年配の変態… って、
軽快に韻踏んでんじゃねーよ!
ところで、遠い記憶の鎖場は、谷川岳の西黒尾根ではないと思います。
記憶の鎖場は、鎖がもっと横にも這っていて、カニのようにえっちらおっちら辿っていった記憶があるんですよねー。
多分、同じ群馬の、もう少し埼玉寄りの、あのお山じゃないでしょうか?
お次はその、ぴぃおじさんの大好物の鎖場がたーくさんある、あのお山に行ってみよー!