上高地 という登山者憧れの地があります。
山登りを始めると、どこで聞いたか、誰もがいつの間にか憧れる「上高地」。
長野県松本市に位置し、マイカー規制により、通年に渡り一般車は立ち入ることが許されません。
今では全国のあちこちで環境保護のためのマイカー規制がなされていますが、実はこのマイカー規制、1975年、上高地が始まりだったそうです。
始めは7,8月のみの規制でしたが、1996年に通年の規制へと変わりました。
「かみこうち」は「神降地」と表現されたこともあり、穂高神社の祭神・「穂高見命」(ほたかみのみこと)が穂高岳に降臨したとされる、神聖な地でもあるんです。
上高地はその美しい景観から、「特別名勝」と「特別天然記念物」ふたつの称号を与えられた貴重な場所です。
現在は国内で二ヶ所、上高地と黒部峡谷のみ認定されています(2020年現在)。
上高地は上高地そのものが景勝地であり、観光地です。
大正池や河童橋などの名所があり、リゾートホテル、温泉もあります。
神秘的な明神池や岳沢湿原も魅力です。
キャンプ場やお土産店も多数あり、上高地を目的地としてたくさんの人が観光に訪れます。
山登りをされない方も一度訪れてはいかかでしょうか。
私は上高地に2回行きましたが(2019/9、2020/9)、2回とも、沢渡駐車場の第二駐車場を利用しました。(沢渡は「さわんど」と読みます)
沢渡のバスターミナル
24時間営業、駐車料金は1日700円(普通車)です。
第二駐車場には足湯公園があり、下山後に足湯が疲れを癒してくれます。
(私は2回とも浸かってから帰路につきました)
沢渡駐車場からは、シャトルバスやタクシーに乗り換えて上高地まで行くことになります。
バスは往復2300円、片道1300円です。
タクシーは4600円で、4人で利用すれば、1人当たり1150円です。
しかもバスの始発の5時よりも早く出発してくれ、釜トンネルの入り口で開通時間5時まで待機してくれ、開通と同時に上高地入りできるので、早い出発をしたい人にはお勧めです。
(金額などは2020年現在です)
沢渡から約30分で上高地バスターミナルに到着します。
さて、北アルプス南部の重要な登山基地の一つでもある上高地です。
多くの登山者が早朝から山登りの身支度を整えます。
いつもお世話になっている、YAMAPさんの地図画面です。
上高地 → 横尾 3時間
横尾 → 涸沢カール 3時間
涸沢カール → 奥穂高岳 3時間半
横尾 → 槍ヶ岳 7時間
横尾 → 蝶が岳 4時間
上高地 → 前穂高岳 6時間
上高地 → 西穂山荘 4時間
西穂山荘 → 西穂高岳 3時間
といったところでしょうか。
私の1回目(2019/9)の上高地は、横尾から涸沢カールへ行き、テント泊。
翌日は奥穂高岳から、なんとジャンダルム往復!
もう一泊涸沢にテント泊して下山しました。
2回目(2020/9)は、横尾から槍ヶ岳へ!
殺生ヒュッテにテント泊。
大縦走の末、北穂高山荘にテント泊。
上高地に下山しました。
そのときの様子は、また後日書きたいと思います。